愛しい気持ち の二
        平成恋川柳

・わたくしは花で 時々狂い咲く

・性(サガ)とかや 強いオトコに惚れてます

・その夜の 一途に丸い月の暈

・だとしても とにかく今日を過ごさねば

・はるばると来るそれほどのワケがあり

・共犯にしてください、と 黙秘権

・痛くない爪の立て方 猫にきく

・停電し こんなにぬくい雪の夜

・我を指す人差し指よ みんな病め

・想うほど想われている果報者

・その先は口にできない朝の靴

・ふうわりと オトコが匂う オンナが匂う

・万語尽くしても その口づけにかなわない






    《サルビア》

 酷暑の夏、いっそう鮮やかさを増す、その色。
群生することによって、目を引く花ですが、
乾燥や土壌の質にも負けず頑張っているさまは、
健気です。「赤」という色が持つ強さから、
見落とされがちですが、かたまって咲くという
性質を考えれば、案外と、寂しがりの花なのかも
しれませんね。


おいでませへ
平成恋川柳
平成恋川柳の3