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子猫育成虎の巻
子猫を飼う前に
一、寝床の用意をしましょう
  落ち着ける場所に、寝床を確保してあげましょう。入り口付近とかは避けて、暑すぎる場所、寒すぎる場所も止めた方が無難です。クーラーの風や、温風器の風の直接吹き込む場所、なんて、言語道断。風邪を引きます。いずれは大きくなりますので、大きめのバスケットとか、なぁに、段ボールだって、かまいやしません(人間だって、好んで段ボールに住むのも居るくらいですから)、下に、湿気よけの新聞紙を敷いて、その上に、古いバスタオルや、毛布の切れ端を入れて、はい、完成。可愛いから、つい、抱いて寝たい気持ちは解りますが、病気になったりすると、不都合です。猫の場合も、あなたの場合も。寝床の側に、トイレを用意するのも、忘れずに。小さいときには、車用の下足入れトレイも、しばらくは、使いやすいですよ。
                                   
二、餌入れ、水入れを準備しましょう
  これは、何回かは、買い換える覚悟で。餌入れは、浅い小皿だと、食べ散らかします。専用の、ある程度重さのあるものを。小さいときは、オトナの猫用の水入れだと、たまに、水浸しになりますから・・・。餌は、最初は食べたいだけ与えて、量を把握し、毎日、少しずつ増やしてあげましょう。ネギ類、鶏の骨、アワビやサザエの内臓などは、絶対に与えないで。餌は夏場は傷みやすいので、お腹をこわさないように、特に注意が必要です。一度で食べきれる量を、一日数回にわたって与えましょう。オトナになる頃には、一日二回で充分です。水は、常に新鮮なものを。水道水のカルキの臭いを嫌う猫が多いので、もし、床の間の生け花の水を飲んだり、洗面器の水を飲んでも、叱らないで。・・・もちろん、栄養のバランスを考えれば、ドライフードを買うのも、忘れないでね。子猫用の、食べやすい大きさで、栄養価が高いものを。ネズミなどを補食しない、今の猫は、栄養バランスを崩しがちで、病気を誘発しがちですから、それを避けるためにも。値段が多少高めでも、小分けのものを選んだ方が、シケったり、傷んだりしなくて、結局はお得、みたいですよ。

三、どういう風に暮らしたいか、しっかりビジョンをたてましょう
  外に出すのか、完全室内飼いか、先に考えておきましょう。ちなみに、一度、外の味をしめた猫は、ドアの隙間から、脱走をしたがります。−−−うちの子たちは、玄関が開いていても、座って眺めているくらいですけど。外に出す場合は、交通事故に注意するのはもちろんのこと、ワクチン(年一回、7000円〜9000円)や虫下し(店によるが1000円前後、十二錠入りくらい)を、定期的に。外に出ると、ケンカもしてきます。体の前半分に傷があったら、勝利者、後ろ半分に怪我をして帰ったら、負けたのです(笑い)。 中にだけ置きたいときは、トイレの猫砂の交換は、こまめに。健康状態のチェックも出来ますから、一石二鳥です。猫砂は、ある程度重さのあるものを選んだ方が、散らばらなくて、よろしいか、と。

四、どういう猫が好き?
  ペットショップから、あるいは、個人で繁殖している方から、と、様々な入手方法があります。純粋種は、オトナになってからの様子も、性格も、ある程度は把握出来ますから、安心ではありますが、清潔な所から入手してください。生き物ですから、何かとトラブルを聞き及んでいます。あとで泣かないためにも、最初が肝心。 

長毛種を選ぶときには、世話に手間がかかる事を覚悟してください。長毛種は、あまり、自分では毛繕いをしません。毎日、櫛を通してやらないと、たちまち、みすぼらしい猫に成り下がります。一般に、長毛種は、おとなしくて、鳴き声も静かです。おっとり暮らしたい方には、向くでしょう。

犬も好きな方には、アメショー(アメリカンショートヘアー、お腹に渦巻き模様のあるのが有名。サバ虎もいますが)も、性質がちょっと犬っぽくて、向くかも。うちの子(うらら、といいます。アメリカン・クラシック・シルバータビーです)は、猫じゃらしを放り投げて、「もってこい」と言うと、くわえて、喜々として持ってきます。筋肉質で、たくましい猫です。

ロシアンブルー、その名の通り、青みがかった灰色の短毛の猫で、がっちりした印象です。賢くて、反射神経がとてもよろしいです。それに、丈夫です。 かなり野性的で、猫好きにはたまらない、かも。

シャム猫は、すらりとした姿と、くにっと曲がったしっぽの先っちょが愛らしい。うちのミルキー、子猫の時には、真っ白だったんです。それで、ミルキーと名付けたんです、だんだんに、色が濃くなってきて、瞳のブルーが際だちます。今じゃぁ、「チョコ」って呼んでも良いくらい(笑い)。サカリ(発情期。専門用語では、ヒートと言います)がくると、やたらに大きな声で鳴くので、近所迷惑。子供を産ませないと、年三回くらい、さかりがきます。 

逆に、チンチラは、サカリが来ても、解りません。とても静かです。シルバーと、ゴールデン、どちらも可愛いです。うちのは、シルバーです。アイラインのせいで、目がいっそうぱっちり見えて、美しいです。瞳の色は、グリーンです。 

ペルシャは、以外とずんぐりむっくりしています。胴長、短足、「美女」といわれる猫は、かなり「潰れた」顔です。ペットとして長いせいか、ネズミやハムスターとも、仲良く暮らします。ネズミを退治してもらいたくて飼うのなら、止めておいた方が、無難です。

その他、ヒマラヤン(長毛のシャム、って感じ?)、耳が折れてるスコティッシュホールド、逆に、耳が反っくり返っているアメリカンカール、小柄でおとなしく、マンション飼いに向くバーミーズ(うちのは、とても賢い!)、小さなライオンみたいな、アビシニアン、きわめて我慢強く、子供の相手をしても怒らない種として、ノルウェージャン・フォレスト・キャットメインクーンラグドールなどがいます。みな、大柄な猫です。シャリュトリューも、大柄で、子供のやんちゃにも我慢強い種です。

いわゆる「猫らしい猫」を飼いたい、野性味が好き、って方には、アジア山猫の血を引くベンガルなんか、お奨め。彫りの深い、精悍な顔立ちは、美しいです。ターキッシュアンゴラも、美しい長毛と穏和な顔立ちからは考えられないほど、気性が荒い種です。どちらも、初心者には向きません。あしからず。

抜け毛が嫌いな方には、アメリカンワイヤーヘヤーや、シャリュトリュー、無毛のスフィンクスなどがお奨め。長毛でも、ラグドールメイン・クーンは、手入れが週一くらいで済むので、忙しいけど、長毛が好き、って方には、向くでしょう。

日本猫は、わりと小柄で、優しい性格の子が多いみたいですよ。色も、さまざま有ります。 色で選ぶには、黒色の子は哲学者タイプ、三毛は良い母親になる、赤猫はポーッ、としたお人好しタイプ、とか、の性質分けがあるみたいです。日本の風土・気候には、一番なじむでしょう。 ま、誰が何と言おうと、自分の気に入った猫が、世界一、ですよ。

それに、オスにするか、メスにするか、も、重要なポイント。オスは、甘えん坊ですが、オトナになると、なわばりの印の「スプレー」と呼ばれる行為をします。臭いです。わたしは、初めて、自分のベッドの枕元に、それを「ヤラレタ」時、「臭い」というより、「痛い」と感じた・・・それほど強烈です。もちろん、早めに(生後八ヶ月くらいで)去勢してやれば、たいていはおさまりますが。完全に、とは言い切れない。個体によります。去勢をすれば、性格的には、たいへん穏やかになります。きかん坊で手余しなさっているなら、是非オススメします。 メスは、スプレーしないかわりに、子供を産みます。望まないなら、きちんと避妊してやって。この場合、避妊してやっても、あんまり性質までは変わらないようです。 去勢には5000円〜一万円(入院の必要はありません)、避妊には入院と2万円〜3万円前後の費用がかかります。 

それと、もし、事情が許すなら、捨てられた命にも、心を配ってあげて。保健所には、里親探しの機能もあります。最後まで、責任を持って飼います、と、一筆書かせられて、サインして、少しばかりの手数料を払って、獣医さんのチェックをきちんと受けた、健康な子猫を見せてもらえます。はい、お気に入りの子をみつけられましたか? できれば、午前中に連れてきて、昼寝の一回くらいは、自宅でさせてあげて。可愛いから、と、かまいすぎないで。初めての環境に、びくびくしています。慣れれば、うるさいくらい、寄ってきますから、大丈夫。

五、解らなくなったら
  近所に、かかりつけの獣医さんを決めておきましょう。近くに住む猫好きの方に、情報をもらいたい、と申し出れば、みなさん、喜んで教えてくれるでしょう。たとえ、それまで口をきいた事が無くても、大丈夫。「」と言っただけで、猫好きは、いっぺんで心を開いてくれます。 評判の良い獣医さんを決めたら、最初に健康診断を。カルテをこしらえてもらっておけば、いざ、というとき、慌てずに済みます。ま、出来るだけ、「いざ」なんて状況には陥らないことを願いますが。それには、日頃から、よく観察すること。飼い猫の健康を保つことは、精神的にも、お財布にも、優しいことです(笑い)。変なクセとか、そういう、病院に行くほどでも無いけれど、ちょっと気になって、って方は、わたしにメール、なんて方法もありますが、これは、「猫の手」ならぬ、「奥の手」と言います。

補足
小さい子供の居る家庭の方へ。子供は、猫の天敵です。それだけは、覚えておいてね。子供向きの種を選んだのでなければ、子猫のうちは、できるだけ、子供と、二人(?)っきりには、しないようにしましょう。とんでもない事をされて、苦し紛れにひっかいて、それで悪者にされちゃったら、それこそ、猫が可哀相です。猫にも、心がある、感情がある、ということを、決して忘れないで。恩も、恨みも、忘れませんよ。猫は、好きな相手が困る事は、しません。ゆったり接してやれば、オトナになった頃には、理想のパートナーに、なってくれるでしょう。
ということで、楽しい「猫ライフ」を、満喫してください。
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猫は気まぐれ。そのうち、また何か見つけたら、UPします。
にゃんダンス
ねむねむ・・