2002年7月2日 10:28
ねこねここねこ−3
雨の日の猫は、とことん眠いらしい。思い出したように、トイレに行くと、大量におしっこして、また、わたしの膝の上によじ登ってきては、とろとろ眠る。コアラの赤ちゃんのように、しがみついてみたり、ぬいぐるみの「くたねこ」のようにダラリーンと変な体勢になったり、いろいろやりながら、ずっと、喉を鳴らしている。その穏やかな音を聞いていると、こっちまで眠気が伝染して、優しくて、幸せな気持ちになる。ふ、っと、夢から覚めたように、自分の頭を、わたしの手にこすりつけては、また、とろとろと眠る。心なしか、笑っているような顔をしている。耳は、おもいっきり両側に離れていて、顔が平べったく見えて、かわいらしい。

こんなかっこうで、苦しくないのかなぁ、って、心配になるほど、柔軟な体。・・・この二日ばかり、時々「オナラ」をする。臭いけど、おならが出来るくらい、腸が丈夫になったのだろう、と思うと、嬉しい。
?もしかして、マグロの刺身や、焼き魚(鯛)を食べた事と、関係あるのかな?最近のフードには、おならや排便の臭いを消す働きがある成分を混ぜてあるものが多いそうだから・・・。

キーボードの、カチャカチャいう音を聞いていて、耳をぴくぴくさせていたくろっぴは、とうとう起き出して、遊び始めた。さっきたたんで置いた洗濯物によじ登って・・・・いや、登れなかった、崩してしまって、洗濯物にくるまって、落っこちてしまった。靴下をくわえて、意気揚々と歩いてくる。あ〜、また、わたしの仕事を増やしてぇー、って、苦笑している。

「くろっぴ?」と呼びかけると、必ずこっちを見て、「にゃ?」の口で応える。まるで、「なぁに?」って言っているみたいだ。「自分」=「くろっぴ」、と、覚えてくれた。今朝、気が付いたが、鏡越しに、わたしを見ていた。きちんと正座して、ずっと、じぃーっと、目で追っていた。面白くなって、ぱらぱらを踊ってやったら、顔ごと動かして、わたしの動きを見つめている。あんまりいつまでも見られているので、だんだん、自分が動物園の檻の中に居るような気がしてきて、情けなくなって、止めた。そのとたん、くろっぴは、肩の力を抜いたみたいに、「ふぅっ」と、ため息をついた。おいおい、ウソでしょう?
なんか、猫、って、何匹飼っても、不思議。この小さい頭の中にある、さらにちっこい脳みそは、どんなことを考えているのだろう?
まいったなぁ。今度は雀の子だよ。
母が「玄関に、死んだ雀が居るみたいだから、かたづけて。」という。はいはい、と出てみたら、どこが死んでるんだ!生きていて、たぶん、飛ぶ練習の最中に、寒いのと、お腹が空いたのとで、飛べなくなっただけ、みたい。しょうがないから、捕まえて、そこらで飛んでいた羽虫を捕まえて、箸で与える。食べたから、今度は、粟をお湯でふやかして、小皿で、食べてもらおう。サクランボのパックに新聞紙を敷いて、静かに置いておく・・・と思ったら、甘かった。
くろっぴは、興味津々。ヒゲを全部前方に向けて、集中している時の「困った顔」で、足を忍ばせて、近づく、近づく、近づく・・・・気配を察して、小雀は、大慌て。パックに入っているから、一応は安全なのだが、そんなこと知ったこっちゃない。ぱたぱた、逃げようともがいて、ますますくろっぴの興味を煽る。
早く、親雀の元に、返してやらなくっちゃ。うん。
2002年7月2日 13:06
昨日、一日中降り続いた雨は、ようやく小降りになってきているが、まだ寒い。
昨日、仕事に出かける直前に、小雀を、庭の青木の枝に留まらせておいたのだが、近くに親雀らしいのが二羽、さかんに呼びかけていたから、連れて行ってくれるか、もしくは、餌を与えに来る・だろう、と、幸運を祈りながら・・・???今朝になって、見たけれど、小雀はもう居なかった。最悪、野良猫にとられたのでなければ、きっと、十中八九は親に励まされて、懸命に飛び立ったのだろう。頑張れよ、と、心に思いつつ。
今朝、くろっぴを見ながら、母が笑う。「この子は、ていのいい掃除機だ。」まったくだ。そちこちから、ほこりを引き出してきては、わたしの所に持ってくる。くろっぴがぜんそくになったら困るから、せっせと掃除に精を出すわたし。にしても、母は、くろっぴを認めてくれたんだなぁ、と、じーん、とする。
昨夜、仕事帰りに、父から頼まれたものを買いに、近在の都市までくろっぴを乗せたまま、車を飛ばしたが、車酔いもせず。行きは遊び放題、帰りは膝の上で眠りこけて、この先、ひとりのドライブの寂しさから解放される予感。
2002年7月3日 11:11
くろっぴ、お友達に会う。
いつも、仕事場に顔を出す、うす茶色の若い(7〜8ヶ月と思われる)雄猫、みんなは「ちゃぽ」と呼んでますが、彼と初めてご対面。お互いに、興味津々、でも、小さすぎて、ちゃぽにネズミと間違えて、食いつかれないか、はらはら。とうとう、床におろす事が出来なかった。わたし、ってば、かなりの「親ばか」みたい(苦笑)。それでも、来た当時よりは、倍近く大きくなりました。
今日は、テレビの画面に夢中です。頭がくりくり動くので、画面のどの部分を見ているのか、後ろからでも、まる解り(笑い)。はじめのうちは、おとなしく正座していたのですが、だんだんに画面に近づき、とうとう、真下まで行って、まだ足りなかったみたいで、そこにあった電気スタンドに手をかけて、乗り出して見ている。子供とおんなじだね、って、子供なんだよね。「テレビを見るときには、画面から二メートル以上離れて、部屋を明るくして見ましょうね」って、どっかで聞いたセリフを言ってやりたくなりました。
ついでに言えば、わたしの電気スタンドは、フレキシブルタイプ。くろっぴの重みで、むにゅにゅにゅー、と頭を下げて、床についてしまいました。めでたし、めでたし(笑い)。
2002年7月4日 0:04
傘立ての中で眠る、ちゃぽ。
くろっぴの大きさは、ちゃぽの頭の1.5倍くらい、です。
くろっぴ探検隊。
今日のくろっぴは、廊下を探検。ふんかふんか、かぎまくって、はじめはおそるおそる・・・。でも、あとは、背中の毛を逆立てながら、だだだだっ、と、音を立てて走り込む。たかだか20メートルぐらいなのに、目をひんむいて、ものすごい形相で、走る。けっこう、速い、なぁ、と、感心。玄関に行って、また、しばらく、ふんかふんか、確認。二階への階段を、三段上がって、振り向く。わたしが居るのを確認して、「にゃにゃにゃ?」と、細い、甘えた声を出して、とっとこ降りてきた。一日中、車の中にいたから、運動不足解消したかったんだろう。ご苦労様。
今は、わたしの椅子の上で、眠っている。また、大きくなったみたい。食べて、寝て、大きくなって、それが仕事。大きくなってね、でも、慌てないで良いよ、ゆっくりでかまわないから、ね、と、心の中で呼びかける。
2002年7月6日 0:29
くろっぴ、初めてのお留守番。
今日は、日曜だが、大会があったので、朝から出かけなければならなかった。昨夜まで、雨が降っていたので、寒いかと思っていたら、いきなり真夏の暑さの予感。こんな日に、車の中では、餌の魚は腐るだろうし、ミルクだって腐敗するだろうし、何より、くろっぴが辛いだろう。考え抜いたあげく、置いていく事に決定。
ひとりでのお留守番は、初めてのこと。おもちゃも、ミルクも、トイレの砂も、たっぷり準備して、置いて出発。
くろっぴは、ゆったりとくつろいだ様子で、別に後追いもしなかった。ちょっと寂しい?かも。
大会が終わって、四時過ぎに、大急ぎで帰ってきたら、眠っていたらしく、「ほにょ?」って顔でこっちを見て、それから、いきなり、瞳をキラキラさせて、ダッ、と走ってきた!差し出した手に、じゃれる、じゃれる、あげくにしっかり両手でつかんで、かみつく。まるで、「どこに行ってたのよ!」って、怒っている子供みたいだ。痛かったけど、嬉しかった。ミルクは、すっかり無くなっていたし、えさもほとんど残っていなかったけど、腐ってはいなかった。よかった。
さっきまで、わたしがトイレに行くのにまでついてきて、きゃっきゃっ、はしゃいで、疲れたのか、今はやっとテレビを見ている。でも、目が合うと、また、すぐに、膝にぴょんと飛び乗ってくる。なんか、一日で、もくっ、と大きくなった気がするよ。かじり疲れたのか、とろとろ、眠り始めた。喉をごろごろ鳴らして、やっと、手をぺろぺろ舐めてくれた。お腹を出して、ばんざいしたかっこうで・・・ありゃりゃ?くろっぴ、って、メスだ、とばかり思っていたけど、太って、お肉がついてきたせいか、今見たら、もしかして、オスかい?
2002年7月7日 20:43
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くろっぴ、アスレチック。
くろっぴは、台所のわやくちゃが大好き。乗り越え、潜り込み、落っことし、道を造りながら、好きに前進。さながら、アスレチック。一升瓶の栓の上から、ジャムの瓶を乗り越え、スパイス棚を横目に、ナプキンをけ落とし、進め、進め、どこまでも。鍋の蓋の上で、一休みして、わたしの悲鳴を楽しみ、三段ワゴンをもれなく点検、進め、進め。30センチ大皿の上で、しばし、活け作りに扮し、たまには、ご主人様の椅子の上で、毛繕いも忘れずに。そこを、すかさず片手で、ひょい、とつまみ上げられて、舌を引っ込めるのも忘れて、身をよじってちょっと抵抗のそぶり、床におろされたら、抗議のデモンストレーション、背中を丸く逆立てて、いちおうは威嚇の連続横っ飛び。それが効かない、と解ると、すねたのか、廊下をばひゅーん、と全力疾走。・・・でも、後足の方が、前足より速かったみたいで、廊下の突き当たりで反転してしまったぞ。カッコ悪いのは、許せないらしく、突き当たりの男子トイレのルーバー扉を、くんかくんか、点検のフリ。ご苦労様(笑い)。
少しの間、静かだったが、いきなり「ひゃぁーひゃぁーひゃぁー!!」と、変な声を張り上げた。ビックリ仰天、声の方を振り向いたら、ハンガーにかけてあったスーツによじ登って、降りられなかったらしく、両手で、だらしなく「よじれてぶら下がって」、こっちを必死の目で見ていた・・・いや、笑っちゃいました、ごめんね。もちろん、すぐさま救出したけど、スーツ、って、吊されるのみならず、吊す事もするんだな。ははは。
あとで見たら、左袖に、穴が開いていた。とほほ。
2002年7月9日 19:22
朝から、雨。
洗い物をしていたら、くろっぴが所在なさげに、足元に来て、わたしを見上げている。手が濡れているし・・・ふと気づいたら、ポリ袋を入れてあった袋に、赤いものが見えた。たしか、ミカンのネット!うん、ちょっと、待っててね、って言いながら、端からくるくる巻き込んで、ピンポン玉くらいのボールに。くろっぴは、意味が分からないらしく、小首を傾げて、わたしの顔とネットのボールを交互に見比べる。指で、ちょい、ちょい、と動かしてやって、目で追っているのを確かめて、ころころっ、と転がしてやった。ところが、まだ、どうしたものか、考えているらしいくろっぴは、鈍チンかな?飼い主に似た?やれやれ・・。二度ほど、指でちょい、ちょい、と先へ転がして見せたら、おそるおそる、ちょん、と押してみて、ころっ、と進んだボールに、背中の毛を逆立てて、びっくりしている。でも、あとはもう、夢中。爪にひっかかって、時々ぴょん、とボールが浮き上がるのも、遊びだ、と理解したらしい。部屋中を、ボールを追いかけて、いやぁ、走る、走る、走る。壁にぶつかったボールが、思いの外の方向へ飛ぶと、しっぽを太くして、怖がっているのが見えるけど、顔だけは平然と、追いかける。捕らえ損ねて、引き出しに激突・っていっても、自重が軽いから、たいしたことは無いんだけれど、きょとん、として、それから、大慌てで毛繕いをして、自分を落ち着かせて、また、ボールに挑戦。いや、たいした根性だ。飽きずに、一時間は遊んだ。くろっぴが飽きずに挑戦してくれたおかげで、わたしは、仕事が増えた。あちこち、ものが落ちようと、ひっくり返ろうと、お構いなしに追いかけ回したから、残骸が、もう、たいへん。
静かになった、と思ったら、わたしの膝に、ほわん、と乗ってきて、毛繕いを始めた。さっきの、大慌ての毛繕いとは違って、穏やかに、ゆったりと。足の指の先を「ぱっ」と開いて、一本一本を丁寧に舐める。目をつむって、うっとりした様子で、舐め続ける。うん、眠くなったんだね。もう、おやすみ。・・・と言っている間に、もう、すやすや眠っているくろっぴ、なんだか、また大きくなったみたい。
今日「もし、三年間無人島で暮らすことになった、としたら、一つだけ持っていけるものは、あなたにとっては、何ですか?」ってアンケートがきていた。少し前だったら、迷わず「パソコン」と答えただろうが、今だったら、くろっぴ、かな?って、苦笑している。
2002年7月10日 12:42
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