人魂
・・・らしい、んですゥ〜・・・
ろうそく
お盆の入りの、八月十三日のこと。
午後から、久々の休みだったというのに、夜になって、
同僚から電話が来た。教室に、携帯を置き忘れたから、
一緒に、取りに行ってくれ、と言う。
おりしも、あいにくの雨。わたしの車で、一緒に出かけた。
今日は、暑かったね。とか、明日は休みだね、とか、車の中で
話しかけたが、どことなく、同僚は様子が、ヘンだった。
金魚
机の上に在った携帯を確認して、少し落ち着いたように、
同僚は、帰りしなに、変な物音がした、と、主張した。それで
怖くて、つい慌てて帰ったので、忘れ物をしたのだ、と、強く
主張して、ゆずらなかった。
そういえば、十数年前から、小学生の間で、「美術室に『出る』そうだ」という噂が広まっていた。わたしは、ここの卒業生で、確かに、そういう話がささやかれていたのを、記憶している。ここに付属しているトイレの床下に、ナニカが埋まっている、それは、人骨らしい、とか、まことしやかに伝わっていた。理性で考えれば、学校を建てる段階で、見つかっていたら、供養するなりなんなり、しているはずだ。
となりの準備室にも、噂があった。ずっと、長いこと、鍵がかかっていて、ここは「開かずの間」だった。それが、面白がって伝わったモノだろう、と、思っている。でも・・・。

ちゃぽが、いなかった。それで、もしかしたら、準備室に閉じこめられているか、と、戸を開けたところ、悪寒のする空気が、確かに存在した。帰ってこないちゃぽをあきらめて、鍵をかけての帰り道、背中が、ものすごく、重くて、痛くなった。どんどん、それは、強くなっていった。怖がらせればいけない、と思って、同僚には言わなかった。彼女は、「わたし、霊感が強くて、何かを感じるのぉー。」と、のどかに?怖がっていた・が、わたし自身は、もっと・で、見たり聞いたりするんだよ、って、言える雰囲気では無かった。
家に帰り着いて、速攻で、仏壇にお線香をたてて、神妙に拝んだ。他に、何も思いつかなかった。世の中には、人智の及ばないこと、って、確かに、ある。
ここに居るあなたは・・・、霊魂の存在を、信じますか?
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蚊遣りブタさん
出るぞぉ〜
仏間に居たわたしから、一部始終を聞いて、おばあさんが言った。
「あら、わたしが(教師で)勤めて居たときから、そんなうわさ、あったよ?」
おじいさんが、それを聞いて、続けた。
「うん。あそこは、戦前は墓地だったんだよ。昔は、土葬だったから、骨があっても、不思議は無いよなぁ。」
じゃぁ、噂も、あながちウソでも無かったんだなぁ。やはり、お盆だから、帰って来た?のかな。
ちゃぽは、何かの気配を感じて、居なくなったのかもしれない・・・・。
線香花火
子孫達は、元気に暮らしているだろうか? とか、
住んでいた土地は、変わっただろうか? とか、
色々、懐かしんで、出てきたのかな。
お盆には、地獄の窯の蓋が開く、と言われているが、
じゃぁ、天国に行った人たちは、帰って来ない?
のかな???
ま・さ・か・ねぇ・・・・・?????
ともかく・・・
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